スタートアップ企業の創業メンバーが語る「こんな社長についていきたい」20のリスト④ 人材育成編

2025.02.21
スタートアップ企業の創業メンバーが語る「こんな社長についていきたい」20のリスト④ 人材育成編

株式会社イノヴィスタ・代表の岩﨑です。

皆さんの会社で、こんな課題を感じたことはありませんか?

・幹部社員が育たず、経営層が忙殺されている
・会社のビジョンを示しても、社員がピンときていない・動いてくれない
・ 決断を下すたびに、社員の反発や不満が生まれてしまう

もし一つでも当てはまるなら、社員から「この社長についていきたい!」と思われる経営者の共通点 を知ることで、組織づくりのヒントが得られるかもしれません。

今回は、東京都内のスタートアップ企業に勤める山田さん(仮名) に、「こんな社長についていきたい」というテーマでお話を伺いました。山田さんは創業期からスタートアップ企業に在籍し、現在はグループ長としてマネジメントを担当。現場の最前線で見てきた「経営者のリアルな理想像」 を語っていただきました。

社員が自発的に動き、組織が成長する経営者には共通点があります。

① ビジョン・戦略の可視化
② 決断力・実行力
③ 組織マネジメント
④ 人材育成
⑤ コミュニケーション

これらを5回に分けてお届けしますので、興味のあるテーマからぜひご覧ください。
今回は、組織づくりに欠かせない「人材育成編」をお届けします。

14.失敗を許容する文化づくり

失敗を「学びの機会」と捉え、そこから何を得られるのかを重視する文化があると、社員は安心してチャレンジできるようになります。逆に、失敗をした際に過度に責められる環境では、社員は新しいアイデアを出すことに躊躇してしまいます。

おそらく、会社の中で失敗の回数がいちばん多いのは社長だと思います。高速で新たなことにチャレンジしているのと、失敗=重大なミスと思っていないので、周囲には失敗しているように見えにくいんですよね。

なので、「社長は何をやってもうまくいく」と思われがちですが、実はたくさん失敗をしているので、その行動パターンや考え方を知ることで、社員は「失敗は終わりではなく、成長のプロセスの一部である」と理解できると思います。

また、失敗を許容する文化のある組織では、「何が原因だったのか」「次にどのように対応すれば良いのか」を社員がみずから考え、主体的に改善に取り組む姿勢が育ちます。

15.適切な権限委譲

「任せる」と「丸投げ」は違います。権限を委譲しつつ、適切なタイミングでフォローするバランス感覚を持つ社長がいると、社員は安心して仕事を進められます。信頼されて仕事を任されると、自ら考え行動する習慣がつき、能力も自信も向上します。

16. 部下の成長を喜ぶ

部下の成長・成功を心から喜び、褒めてくれる社長は、社員のモチベーションを高めます。社長から承認された喜びは、他の人からの称賛の何倍も嬉しいものです。成功体験を積み重ねることで、自信がつき、さらなる挑戦への意欲が湧きます。


当てはまる項目はいくつありましたか?

「優秀な人材を育てたいが、何から着手すればよいか分からない」と感じた方は、組織づくりコーチングプログラム で、社員の成長を支援し、組織全体の成長につなげる方法を学びましょう。

また、1on1スキル習得講座 では、幹部とメンバーの信頼関係構築に有効です。経営者が一人で背負うのではなく、幹部や社員が自ら成長し行動することで、会社の成長スピードが加速します。

次回はいよいよ最終回、「コミュニケーション編」をお届けします。

組織づくりコーチングプログラムを見る
1on1スキル習得講座を見る