
【1on1スキル習得講座 受講者の声】「答えは相手の中にある」を体験した、忘れられない1on1セッション
企業の持続的な成長に不可欠な人材育成。その鍵となる部下育成や組織力向上において、1on1ミーティングは今や不可欠な施策です。しかし、「いざ導入してみたものの、ただの雑談で終わってしまう」「部下の本音を引き出せず、育成に繋がらない」といった課題を感じている方も多いのではないでしょうか。
イノヴィスタの「1on1スキル養成講座」は、こうした悩みを解決し、1on1の質を飛躍的に向上させるための講座です。メンバーの自律的な成長支援を目的とし、コーチング、ティーチング、フィードバックなどを効果的に組み合わせる1on1の基礎から応用までを習得できます。
今回は、上級編まで修了された受講者の方に、受講のきっかけや学び、実践を通じて感じている変化についてお話を伺いました。
勝俣俊哉さん
飲食店を経営しながら、飲食店のプロデュース・コンサルティングを行っている。2024年に起業を考えている人が、既存の店舗の空き時間を使えるマッチングサービス「スマシェア」をリリース。現役の経営者がアドバイスをしながら、チャレンジできる環境を提供している。
昨年立ち上げた『スマシェア』という事業で、新しいことにチャレンジしたい、将来的に独立したいと考えている方々を支援しています。その方々に、行動や判断のサポートが出来たらいいなと思っていて、1on1講座の受講を検討しました。
以前、岩﨑さんのコーチングを受けていたので、講座を受けながら色々な場面を思い出していました。なので、初級編の内容はすんなり頭に入ってきたのですが、上級編は、自己認識と他者理解、自己一致の重要性など、一気にレベルが上がって驚きました。事前にレジュメを見て「今日の内容、大丈夫かな?できるかな?」と思ったこともありましたね。
人との対話について、必要なスキルをたくさん知ることができたのは大きな収穫でした。また、座学よりも講座内でのセッションを重視しており、実践練習の機会がたくさんあったので、場数を踏むことができました。
上級編を終えてすぐ、社外取締役として関わっている不動産会社の社長に「1on1スキル養成講座の上級編を修了したので、いつでも1on1をできます!誰か希望する方はいませんか?」と声をかけました。希望者を募ったところ、2名の社員の方が「やってみたい」と手を挙げてくれたので、その2名と1on1をやり始めました。今は幹部クラスの男性と、バックオフィス業務の女性の2名に実施しています。
1回60分で実施しているのですが、すごく疲れます笑。教わった色々なスキルを使わなきゃ、って頭のどこかで考えながらやっているし、1on1の時間は相手の話を集中して聞いているので、終わった後は「10時間くらい働いたかな」という思うくらいの疲労感があります。テーマに対してしっかりとゴールまでたどり着けているので、相手の満足度は高いんですけどね。
はい、岩﨑さんにコーチングしていただいた際に、毎回フィードバックレポートをもらっていて、それがすごく良かったんです。なので、私も自分が実施した1on1の後、資料として内容をまとめて、その日のうちに送るようにしています。
これはすごく大きな変化でした。まず、1on1の内容を復習できる。今までは簡単にメモを取るくらいでしたが、レポートを作成して送ることで、相手がどこまで成長しそうだな、と想像できるのもよかったです。
また、対話を振り返ることで、改善点の発見にもつながっています。1on1の時は対話に集中して、終わった後に『あの時、このスキルを使えてたかな』とチェックリストをつけて振り返りをしています。回数を重ねるごとに、使えるスキルが増えていると実感しています。
幹部の男性方から、「前回すごくよかったです。自分の課題ややるべきことに気づけました。次の1on1がすごく楽しみです」というメッセージをいただきました。このときは本当に嬉しかったです。「他の人にも1on1をやってほしい」とも言ってもらって、自信にもつながりました。
『視点の切り替え』のスキルですね。1on1の最中は気づいていなかったのですが、終了後のレポート作成しながら「あれ、これが視点を変えるやりとりだったのかな」と気づきました。
その時のテーマは、部下を今後どうやってサポートしたらいいか、でした。部下の方が情緒不安定な状態になっているとは以前から聞いていましたが、その方から出てくる言葉が毎回同じ内容で、前進しないなと感じていて。
そこで「もしあなたが部下の立場で同じような心境になったとしたら、どう思いますか?」と聞いたらすんなり答えてくれたので。「それは部下の方にはできないことなのかな?」とさらに投げかけたら、「そうか。それをサポートしてあげればいいのか」と本人が気づいて、そこから一気にゴールまでたどり着きました。
今までは、部下に対して自分はどうすればいいのか?と、自身の視点で考えていました。それが、「自分だったらどう感じるか」を考えられたことで、「じゃあ、それをサポートしてあげるのが一番早いよね」「答えが見つかったね」というセッションになりました。まさに、コーチングの本質である「答えは相手の中にある」を体験した瞬間でした。
スキルを使うことはすごく大事ですが、無理やりスキルを使おうとしないことも大切だなと思います。
以前、講座で岩﨑さんが『セッション練習の時には、無理やりにでもスキルを入れてやった方がいい』とお話されていましたが、練習や講座の中ではそれが有効だと思います。ただ、相手が本気で向き合ってくれている実際の1on1では、あまり意識しすぎてしまうと、関係性が崩れてしまうかもしれない。
なので、今は相手の話を聞くこと、対話することに集中するように心がけています。場数を踏んで、毎回振り返りを続けていれば、自然に使えるスキルも増えてくると思います。
日々のマネジメントに課題を感じている管理職やリーダーという立場にいらっしゃる方々は、全員受講した方がいいと思います。1on1を実際にやるかは別として、「傾聴とは何か」「コーチングスキルとは何か」をまず知ることに意義があると思います。
もっと早くコーチングスキルに出会いたかったと心底思いますね。30代の頃に知っていたら、自身のリーダーシップの在り方も変わり、今とは違うキャリアがあったかもしれない、と考えることもあります。
少しでも気になっているのであれば、躊躇せずにすぐに受講してほしいです。