経営×データ活用の力を養う:『宇都宮大学未来塾DXプログラム』修了レポート
株式会社イノヴィスタ 代表の岩﨑です。
2024年10月から12月にかけて、全12回の宇都宮大学未来塾「データサイエンス・DXプログラム」を受講し、12月末に無事修了いたしました。このプログラムは、データ経営のきっかけとなる「知識」「対話」「実感」を通じた学びを提供し、実践力を伴う組織変革の実効性を高めることを目的としています。特に、データの収集・解析・活用を理解し、経営課題や企業戦略への活用をリードできるリーダーを育成する内容でした。
このプログラムを受講した理由
私がこのプログラムに参加した背景には、エグゼクティブコーチングを基盤とした経営者支援や組織開発を提供する中で、データサイエンスやDX(デジタルトランスフォーメーション)の重要性を強く感じたことがあります。以下に、その意義を整理しました。
1. 意思決定の質を高めるための知識基盤
経営者や組織のリーダーを支援する際、意思決定をサポートすることは重要な役割の一つです。AIやデータサイエンスは、現代の意思決定プロセスに欠かせないツールとなっています。このプログラムを通じて、クライアントがデータやDXを活用して意思決定を行う際、その視点を深く理解し、適切な質問や示唆を提供できる力を磨くことができました。
2. データ活用の未来を見据えた信頼構築
DXやデータサイエンスは、今後すべての業界で必須となる要素です。これを学んだことで、経営者がDXを導入したい、またはデータを活用したいと考えた際に、同じ視座に立って話ができる信頼感を構築できます。「支援者自身が最新技術を理解している」という姿勢は、クライアントにとって大きな安心材料となります。
3. AI・DXを活用したコーチング手法の模索
AIやデータサイエンスの知識は、エグゼクティブコーチングそのものの進化にもつながります。AIを活用したリアルタイム分析や課題の可視化、さらにはデータドリブンな組織開発手法を提案するなど、新しいコーチングの可能性を探る際に役立つ知識を得ることができました。
4. クライアントのDX推進への伴走
多くの企業がDXを推進しようとしていますが、その具体的な進め方に悩んでいるケースが多いのが現状です。データサイエンスやDXに関する知識があることで、経営者に具体的な助言を行い、心理的なハードルを下げると同時に、組織変革のサポートをより効果的に行うことができます。
5. 自身の成長とコーチとしての信頼性の向上
未来志向で学び続ける姿勢は、クライアントに対しても好印象を与えます。特にAIやDXのように発展が急速な分野に触れることで、「学び続けるリーダー」の姿を体現し、クライアントの模範となることができます。
受講を通じて得られたこと
今回のプログラムを通じて、以下のような成果を実感しています。
- データサイエンス、DX、AIの概要を理解し、企業での活用方法について思考の幅が広がった。
- 他の受講者との交流を通じて、新たな視点や課題へのアプローチを学んだ。
- AIの現状と今後の重要性を認識し、クライアントへの情報提供の幅が広がった。
- コーチングにおける視野の広がりを得て、より多角的なアプローチでクライアントを支援できるようになった。
プログラム修了
全12回のプログラム終了後、修了証書を授与いただきました。
これからの展望
特にAIの活用は、今後のコーチングや組織支援において重要なテーマになると考えています。このプログラムで得た知識やネットワークを活かし、クライアントのさらなる成長と持続可能な成功をサポートしていきたいと思います。
宇都宮大学未来塾の「データサイエンス・DXプログラム」で学んだことは、私自身の成長だけでなく、クライアントの成功につながる新たな可能性を広げるものでした。引き続き、現場での実践を通じて知識を深化させていきたいと思います。